金利96%!? 「偽装質屋」とは

2013年4月のNHKの番組にて、「偽装質屋」の問題が取り上げられました。

偽装質屋とは、「質屋を装っているものの実質的にはヤミ金」という業態のこと。
具体的には、主に年金を受給している高齢者をターゲットにし、ほとんど価値のない品を形だけ質草として取り、その品に見合わない高額なお金を貸して高い利息を取る、という手法です。

番組で紹介されていた例では、2000円程度の品を質草にして10万円を貸し、そのお金に対して毎月約2万4千円という高い金利を取り続けていました。
この金利は、年換算にすると年96%にもなる金利なのだとか。


現在、普通の金融業者として貸した場合の上限金利は年20%です。
しかし「質屋」という形を取ることにより、取れる金利の範囲が拡大するのです。
その上限、なんと年109.5%

この高い上限金利を利用し、裏の人間たちがこの「偽装質屋」という仕組みを導入している模様。


この偽装質屋を利用する条件としては、年金が支給される預金通帳を持ってくること。
そこから、毎月強制的に引き落としされるようにするのです。

これにて、毎月取りっぱぐれなく楽々回収できる、と考えているのでしょう。
実に巧妙にしてあくどい手法です。


もちろん、この仕組みに対して「汚い」「弱い者いじめ」と、不満をあらわにして憤っている利用者もいます。
しかしその一方で、この仕組みをありがたく感じてしまっている利用者もいるのだとか・・・

預貯金のない年金暮らしの高齢者の場合、冠婚葬祭など一時的にまとまったお金が必要になるとどうにも立ち行かなくなることがあります。

この時に、正規の金融業者から借り入れができればいいのですが、年金以外の収入がない高齢者の場合は高額な借り入れが難しい場合も多々あります。
総量規制以降は、特に厳しくなってしまいました。

そのため、とりあえずお金を借りることができる偽装質屋は、お金を借りたくても借りれない人にすればありがたい仕組みだと感じてしまうようです。
法外な利息を取られていることをある程度理解しながらも・・・

国や自治体がもっと考えないといけませんよね。
法整備をするなり、セーフティネットを整えるなり。


しかし、こんなあからさまなごまかしを国が見過ごすはずはなく、現在では続々と摘発が進んでいるようです。

実態はただのヤミ金ですからね。
摘発は当然でしょう。

是非とも、早急に撲滅させてほしいです。
苦しむ利用者が多いことはもちろん、偽装質屋が有名になってしまったせいで善良な質屋さんまで誤解されてしまい困っているという話もありますし。


それにしても、この偽装質屋から借りている人たち・・・

質屋という形式を取っているのだから、口座を閉鎖して引き落としができないようにしてしまえばいいと思うんですけどね。
そうすれば、先ほどの例で言うと2000円の質草が流れるだけ。
それで、10万円が手に入ったことになります。

質流れしてしまえば、同時にお金の返済義務も無くなります。
質屋ならば。

もちろん偽装質屋たちは、「質流れでの借金チャラ」を回避すべくやんわりと脅しをかけているでしょうし、もしかしたら「質草が流れても借金は無くならない」といった嘘の説明をしているかもしれません。


この問題を解決するために、警察は今後も摘発を徹底し、行政も「偽装質屋に返済する義務はない」との周知を徹底していくべきでしょう。



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